
VHLの検証が、ひとつの区切りに近づいてきました。
10月10日終了時点で、レース前の評価と結果がそろったレースは461。目標としている500レースまで、あと39レースです。
毎週、レース前に全頭を評価し、レースが終わったら結果を残す。地道な作業ですが、少しずつ「予想の感触」を数字で確かめられるところまで来ました。
ただ、500レースに届いたからといって、そこで完成とは考えていません。むしろ、ここから何を残し、何を見直すかが大事になってきます。
当たったレースだけでは分からない
競馬を見ていると、どうしても当たったレースが記憶に残ります。
高く評価した馬が勝てば、評価の方向は合っていたと思う。人気薄を拾えれば、手応えもあります。
でも、同じように評価して負けた馬もいるはずです。そちらを見ずに、当たった例だけを並べても、次のレースで使える判断にはなりません。
VHLでは、レース前に残した評価と、その後の結果を照らし合わせています。外れた評価も残すことで、「どの条件なら頼れるのか」「どこでは評価しすぎているのか」を確かめたいからです。
現在の固定検証期間では、採点の考え方を途中で大きく変えずに続けています。結果に合わせて毎週基準を動かしてしまうと、何が良くて何が悪かったのか、かえって見えなくなるからです。
高評価と、買う価値は同じなのか
500レースに到達したら、まず評価別、順位別の成績を整理します。
S・A・B・C・Dの評価で、勝率や3着以内率にどれくらい差があるのか。VHLの1位、2位、3位で、結果がどう変わるのか。単勝・複勝を同じ金額で買った場合の回収率も確認します。
ここで見たいのは、単に「強い馬を上に置けているか」だけではありません。
高評価の馬がよく走っていても、人気が集中していれば、馬券としての収益につながるとは限りません。一方で、総合評価では少し下でも、条件が合い、人気との間に差がある馬には、検討する余地があるかもしれません。
能力の評価と、馬券としての買う価値。
今後のVHLでは、この二つを分けて考えていきたいと思っています。まずは保存したデータから、その違いが実際に見えるのかを確かめます。
特に掘り下げたいのは「1着馬」
今回、独立して詳しく調べたいのが、各レースの1着馬です。
人気馬が順当に勝ったレースもあれば、中穴や大穴が勝ち切ったレースもあります。それぞれの勝ち馬について、レース前のVHL評価にどんな材料が残っていたのかを見直します。
上位評価で拾えていたのか。順位は低くても、コメントに条件替わりや近走内容の良さが残っていたのか。それとも、事前の材料では捉えられていなかったのか。
ただ、勝った馬の特徴を後から探せば、それらしい理由はいくらでも見つかります。
だからこそ、似た材料を持っていたのに負けた馬も一緒に見る必要があります。「この特徴があれば買える」と言えるのか、それとも勝った例だけが目立っているのか。そこまで確認して、次の評価に使える材料を探していきます。
新馬・未勝利も、別の角度から
通常の検証とは別に、2歳新馬・未勝利の評価も試し始めました。
こちらは、まず血統を含むレース前評価を保存し、見ていく段階です。現時点では結果の取込を行わず、通常VHLの成績にも混ぜていません。
新馬戦は実戦成績がない分、血統や調教から考える部分が大きくなります。未勝利戦では、それに実際の走りや経験の積み重ねが加わります。同じ基準だけで扱うのは難しいところです。
500レース到達後は、2歳・3歳の新馬戦と未勝利戦も含めて、評価と結果を残せる形へ広げる予定です。
対象はJRAの平地レース。障害・海外レースは扱わず、年齢やクラス、芝・ダート、距離による違いを見ながら進めていきます。
500レースは、次の判断をするための区切り
500という数字だけで、評価の有効性が証明されるわけではありません。条件を細かく分ければ、まだ件数が少ないところも出てくるはずです。
それでも、感覚だけで続けていた頃より、見直すための材料は増えました。
どこを信頼できるのか。
どこはまだ分からないのか。
何を変えると、次の検証が良くなるのか。
到達後は、まずデータの重複や欠け、評価と結果の対応を確認し、そのうえで累計成績と現行Ver.7の成績を分けて分析します。新しい評価基準を考えるのは、その結果を見てからです。
残り39レースも、いつもどおりレース前に評価を残し、結果を積み上げます。
500レースを終えたときに、良かったところだけでなく、拾えなかったところも含めて振り返れるように。次のVHLは、そこから作っていきます。
日々のレース評価や検証の記録は、noteでも公開しています。
※本記事は競馬データの分析・検証を目的とした内容です。的中や利益を保証するものではありません。馬券の購入は、ご自身の判断と責任でお願いいたします。